はじめに
はじめまして、tokinと申します。みなさんポケモンSVシーズン16お疲れ様でした。今回最終2桁・最終レート2100・瞬間レート2200を達成したので構築記事を作成しました。構築記事を書くのは初めてですが、あたたかい目で見ていただけると嬉しいです。
構築について
レンタルid:LMJB6G
(ハバタクカミはGTS産のクイボ個体です。A0じゃなくてごめんなさい)
現環境は(先制技を含め)上から高火力で殴るポケモンがとにかく強い環境だと感じていた。そこで鉢巻パオジアンとCSエナジーハバタクカミをメインアタッカーとする構築を考えた。ただ、これらのポケモンは相手の持ち物やテラス択も考えると後出しの方が強い。そこで初手要員として、環境に多いカイリュー、ウーラオス、パオジアン、ブリジュラス、ランドロス、イーユイなど幅広いポケモンにテラスなしで対面有利なアシレーヌを採用。初手に出すことを前提として持ち物には襷を採用、ムーンフォースor泡沫のアリア+アクアジェットで先に相手のポケモンを1体倒して数的有利を作り、後続を通すことが任務。
残りの枠について、まず水オーガポンやゴリランダーなどの草タイプと毒に強い持久力ブリジュラスを採用。イエカシラ構築や終盤はあまり見なかったがママンロンゲ構築にもある程度強く出ることが可能。
ドオーやヘイラッシャなどあくび持ちの高耐久ポケモンの対策として身代わり剣舞炎オーガポンを採用。型破りで天然を無効にできる点、ウッドホーンで回復もできる点が強み。
この5体ではキョジオーンが重いため、汎用性を落とさず対策できるポケモンとして身代わり剣舞ステラテラバースト型オオニューラを採用。キョジオーン自体がテラス前提のポケモンであるため、インファイトよりもステラテラバーストの方が採用価値が高いと考えた。
詳細
※ダメージ計算はこちらを参考にしました。
実数値:155-84↓-94-195↑-137-112
(0-0-0-252-4-252)
特性:げきりゅう
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ムーンフォース、うたかたのアリア、アンコール、アクアジェット
テラスタル:じめん
初手出し特化アシレーヌ。環境上位のポケモンに対面で強い。準速にすることで素早さ無振りのランドロスやブリジュラス、カイリューの上から動くことが可能。特性はもちろん激流。技構成はタイプ一致のムーンフォースと泡沫のアリア、先制技のアクアジェット、初手の起点づくり要員に対して有効なアンコール。テラスタルを切ることはほぼなかったが、タケルライコやテツノカイナを考慮して地面テラスにした。同タイプのマリルリとの差別化点は威嚇に強い点と炎オーガポンに対する役割。耐久無振りオーガポンなら激流泡沫のアリア+アクアジェットでちょうど確定1発。
ハバタクカミ
実数値:131-x↓-75-187-155-205↑
(4-0-0-252-0-252)
特性:こだいかっせい
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムーンフォース、シャドーボール、みがわり、テラバースト
テラスタル:ステラ
先発対決でアシレーヌがやられたときの切り返しが可能な最速エナジー型。技構成はタイプ一致のムーンフォースとシャドーボールは確定。残りにはあくび・電磁波や不意打ち・迅雷、ブラッドムーンをかわしたり相手のテラスタルを見たりすることができる身代わりと、相手のテラスタルに強いステラテラバーストを採用。
パオジアン
実数値:161-189↑-101-x↓-88-179
(44-252-4-0-20-188)
特性:わざわいのつるぎ
持ち物:こだわりハチマキ
テラスタル:あく
つよくてかっこいいパオジアン。竜王戦を見ていて強そうだったので採用。火力特化、素早さは最速110族抜き、意地A特化カイリューの鉢巻テラスしんそく15/16乱数耐え。技構成はタイプ一致の氷柱落とし、噛み砕く、先制技の不意打ちと氷の礫。素早さを落としている都合上、火力の高い不意打ちと無効化されない氷の礫を両方採用したかった。テラスタルは噛み砕く強化の悪テラス。
ブリジュラス
実数値:197-125-195↑-130↓-90-105
(252-0-220-0-36-0)
特性:じきゅうりょく
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ボディプレス、ヘビーボンバー、10まんボルト、ドラゴンテール
テラスタル:みず
1対1に強い型のブリジュラス。水流連打やスケイルショットなどの連続技に後出しすることを考えて特性は持久力。元々残飯型だったのをそのまま使っているので調整は雑。HBベースにチョッキを持たせることで大抵の技では倒されない(臆病C特化イーユイのほのおテラスオーバーヒートが乱数50%)。技構成は持久力と相性の良いボディプレス、対ハバタクカミのヘビーボンバー、積み対策のドラゴンテール、サブウェポンには受けループに入りやすい水タイプやアーマーガアに有効な10万ボルト。テラスタルは水流連打を考えて水テラス。なお、草タイプ対策として起用したが、身代わり宿木光合成(蛇睨み)の水オーガポンやジャローダにはやや不利。草タイプ相手には後述のオーガポンを選出することも多かった。終盤はランドロス+アシレーヌ+ブリジュラスのサイクル構築が流行していたので型誤認させる効果もあったのでは？と思う。実際初手アシレーヌ対面でイーユイが炎テラスオバヒを打ってくることがあった。※追記：訂正します。多分言うほど流行ってないし、そもそもこのパーティがサイクルパだと思う人はいないでしょう。ただ、速いアシレーヌ、特殊に堅いブリジュラスはこの構築の独自性であり、相手の意表をつくことができたということは言えると思います。
オーガポン
実数値:155-189-104-x↓-117-178↑
(0-252-0-0-4-252)
特性:かたやぶり
持ち物:かまどのめん
テラスタル:ほのお
積みアタッカー。あくび等状態異常に強い身代わりを採用。相手のオーガポンを考えて最速AS調整。攻撃技は一致高威力の蔦棍棒と安定性重視のウッドホーン。+2蔦棍棒は無振りカイリューに対して6割以上入る。
オオニューラ
実数値:172-172-82-x↓-101-179↑
(132-172-12-0-12-180)
特性:かるわざ
持ち物:オボンのみ
技構成:フェイタルクロー、テラバースト、つるぎのまい、みがわり
テラスタル:ステラ
キョジオーン対策として格闘タイプを採用したかった。ただ、キョジオーンには毒テラスやゴーストテラスを切られることが多い。なら、ステラで抜群をついて倒せば良いのでは？と思い考えたのがこのオオニューラ。+4ステラテラバーストでHB特化テラスキョジオーンがテラス補正込みで確定で倒せる(なお、相手がテラスしない場合+6補正込みステラテラバーストでも倒せない)。HP4n調整で、最速110族抜き、臆病C特化ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース15/16の乱数耐え、意地A特化パオジアンの氷柱14/16の乱数耐え、無振りオーガポンにフェイタルクロー14/16乱数一発と汎用性を落とさない型に。特性と持ち物は身代わりと相性の良い軽技オボン。技構成はコンセプト上テラバースト、剣舞、身代わりが確定、残り1つはインファイトと迷ったが環境の強い鋼タイプには他のポケモンで対抗できること、そして上振れを狙えることを考えてフェイタルクローを採用した。相手がテラスタルすることを前提としてまさかのインファイト切り。キョジオーンと同じ理由でポリ2にも強い。キノコの胞子対策にもなっている。欠点としては鉄壁キョジオーンには不利。急所祈りになる。ウーラオスとの差別化点はフェアリー等倍である点、毒菱回収が可能な点、そして特性と専用技。
(余談にはなるが、オオニューラは個人的に思い入れのあるポケモン。以前某有名実況者様とランクマッチでマッチングしたときに活躍してくれた。名前を知っている方との初めての対戦で当時とても嬉しかったことを覚えている。AS鉢巻、耐久振り鉢巻などを試したが、今回の調整は耐久振り鉢巻のHPを再調整したものである。)
選出と立ち回り
・基本
アシレーヌ+ハバタクカミ+パオジアンorブリジュラス
超対面選出。ハバタクカミ、カイリュー、炎オーガポン、ウーラオス、パオジアン、暁ガチグマ、ブリジュラス、サーフゴー、ランドロス、ハッサム、イーユイ、ディンルーの中から6体選んだようなパーティーにはこの選出をする。基本的には対面した相手に通る技を打つが、初手ウーラオス対面で裏に炎オーガポンやハッサムがいる場合は泡沫のアリアを打つ。ディンルーに対しても泡沫のアリアから入り、ステロなどはアンコールする。先に相手を倒した場合は対面有利なポケモンを順に出していけば良い。先にこちらが倒された場合はハバタクカミから出す。これはアシレーヌが倒れた後に残っているポケモンをハバタクカミが上から倒せる場合が多いこととパオジアンで技を固定したくないことが理由。とにかく交代はせずに殴り合い、数的有利を作ることが重要。特に対イダイトウは2対1の状況を作れなければ負け。最終日(特に再戦時)は炎オーガポンに蔦棍棒→草技を打たれることが多く、草技の受け出し先としてブリジュラスを選出することも多かった。
・水オーガポン、アシレーヌ入り
アシレーヌ+ハバタクカミorパオジアン+ブリジュラスorオーガポン
水技が通らないのでアシレーヌが対面不利。引き先としてブリジュラスやオーガポンを選出する。実際は草技切りの水オーガポンもいるのでアシレーヌ対面の有利不利は諸説ありかもしれない。
・対受けループ
ハバタクカミは投げにくい。ただ、アシレーヌのアンコール、パオジアンの超火力、両刀ブリジュラス、身代わり剣舞オーガポン・オオニューラである程度は立ち回れる。地面無効がいないので交代際の地割れには注意。
所感
アシレーヌはほぼ毎試合選出したが、素早さ振りが優秀でランドロスを対面突破する展開が多かった。ハバタクカミも眼鏡型だと少しきついがエナジー型なら五分五分くらいで突破できた。
ハバタクカミについて、ステラテラバーストは身代わりで相手のテラスを見てから打つのが強いと思っていたが、結局スカーフウーラオスにテラス読みで打つのが一番多かった。ハバタクカミミラーではほぼ負けなかった。ステロ要員がいないのでパオジアン対面がとても難しかった。
パオジアンは氷柱怯みがやっぱり強い。悪テラス噛み砕くは大体のオーガポンを倒せるが、HB特化すると耐えるらしい。弱点としては後出しのパオカミがとにかくきつい。
ブリジュラスは当初メインで選出する予定ではなかったが、出せば大体活躍した。チョッキを持たせることでカミにかなり有利に立ち回れた。10万ボルトがウーラオスやイダイトウへの有効打として優秀だった。物理相手にはめっぽう強いが積み技には注意、炎オーガポンに受け出したタイミングで剣舞を決められると+3蔦棍棒で吹き飛ぶ。
オーガポンは雑に構築に組み込んでしまった感じで、期待以上も以下もないという感じ。もっと強い型があるような気がする。
オオニューラはテラバーストでキョジオーンやポリ2を倒した試合もあったが、インファイトを打ちたい場面もあったので一長一短といったところ。
パーティー全体としては初手テラス暁ガチグマが重い。特にノーマルテラスの場合ブラッドムーン+真空波で縛られるためアンコールができない。また、裏から襷持ちが出てくると辛い。あとグライオン。初手対面でパオの鉢巻悪テラス噛み砕く当てるくらいしかないのでは？
さいごに
SVからポケモンを始めて、2回目の2000到達、初めての最終2桁(3桁も初めて)・最終レート2100・瞬間2200到達となりました。最後深追いして6連敗してめちゃくちゃ溶かしました...最終日朝6時半時点で上のレートだったので、ここでやめておいてもよかったのかな...でもいい夢見れました！今回勝てたのは選出を固定化できたのが大きかったと思います。これからもまったりポケモンを続けていきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました！
